欧州リウマチ学会(EULAR)では、2010年にRAの治療に関する最初のリコメンデーションを発表し、これまで2013年、2016年に改訂を行っており、さらに新たなエビデンスの集積を受けて最新の2019年改訂版が発行されました。
本動画では、2016年版から2019年版への改訂ポイントについて、
①基本原則(Overarching principles)、②リコメンデーション(Recommendations)、③治療アルゴリズムに分けて、
北海道大学大学院医学研究院 免疫・代謝内科学教室教授 渥美達也先生に解説していただいています。

ondemand_video動画[10分11秒]
演者
渥美 達也先生
北海道大学大学院医学研究院 免疫・代謝内科学教室教授

目次

  • Introduction【00:00】
  • 基本原則(Overarching principles)の改訂ポイント【02:33】
  • リコメンデーション(Recommendations)の改訂ポイント【04:00】
  • 治療アルゴリズムの改訂ポイント【06:50】
  • まとめ【09:25】
EULAR recommendations 2019:推奨事項

2019年版の推奨事項では、リコメンデーション8、10、11の3項目の文章が変更になりました。

EULAR recommendations 2019:推奨事項
治療アルゴリズム PhaseⅡ

予後不良因子を持つ患者さんでは、bDMARDまたはJAK阻害薬のどちらかを追加します。2016年版には、ここに「JAK阻害薬に比べて長期の使用経験があるため、現時点ではbDMARDで開始する」との注記があったのですが、2019年版ではその記載は削除されています。

治療アルゴリズム PhaseⅡ