関節リウマチで身体機能やQOLの低下を防ぐためには、早期より、炎症を抑える薬剤で治療を行うことにより、厳格な基準による臨床的寛解を達成し、関節破壊を抑制することが重要と考えます。

本動画では、関節リウマチにおける関節破壊進行抑制を目指した治療と、臨床的寛解達成の可能性について獨協医科大学 リウマチ・膠原病内科 主任教授 池田 啓 先生にご解説いただいております。

池田先生
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近年、厳格な寛解基準であるSDAI、CDAI、Boolean基準が採用されました。無作為化臨床試験3試験において、6ヵ月時点で特定の寛解の定義を満たした患者で、ベースライン後12ヵ月から24ヵ月の間に関節破壊が進行したか否かが検討され、その結果、CDAI、SDAI、Boolean寛解基準を満たした患者では、有意に関節破壊進行の頻度が低く、これらの基準は関節リウマチの適切な治療ゴールであること が示唆されました。

ondemand_video動画[20分53秒]
演者
獨協医科大学 リウマチ・膠原病内科 主任教授
池田 啓 先生

目次

  • 関節リウマチと治療ゴール【00:00】
  • EULARによるT2T (Treat-to-Target)のレコメンデーション【01:00】
  • ベースライン後12ヵ月から24ヵ月までの間のmTSSスコアの変化量が0以下の患者割合【02:15】
  • FINCH1試験:試験概要【03:33】
  • FINCH1試験:患者背景【05:09】
  • FINCH1試験:投与12週時のACR20改善率(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【05:19】
  • FINCH1試験:ACR20/50/70改善率の推移(副次評価項目)【06:25】
  • FINCH1試験:投与24週時のmTSSのベースラインからの変化量(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【06:49】
  • FINCH1試験:投与52週時のmTSSのベースラインからの変化量(副次評価項目)【07:41】
  • FINCH1試験:全体集団及び日本人集団におけるDAS28(CRP)のベースラインからの変化量の推移(副次評価項目)【08:13】
  • FINCH1試験:全体集団及び日本人集団におけるCDAIのベースラインからの変化量の推移(副次評価項目)【08:28】
  • FINCH1試験:全体集団及び日本人集団におけるSDAIのベースラインからの変化量の推移(副次評価項目)【08:41】
  • FINCH1試験:全体集団及び日本人集団におけるBoolean基準による寛解達成率の推移(追加された評価項目)【08:53】
  • FINCH1試験:全体集団におけるACRコンポーネントの各指標のベースラインからの変化量の推移(副次評価項目)【09:06】
  • FINCH1試験:日本人集団におけるACRコンポーネントの各指標のベースラインからの変化量の推移(副次評価項目)【09:42】
  • FINCH1試験:全体集団における投与52週時までの安全性【10:01】
  • FINCH1試験:日本人集団における投与52週時までの安全性【14:52】