関節リウマチにおける関節破壊は、発症後2~3年間、特に最初の1年間に急速に進行することが報告されている1)ため、
関節破壊を起こしうる患者を早期に同定し、治療目標を設定してコントロールしていくことが重要です2)
本動画では、ジセレカ投与によるCRPのコントロールと関節破壊の進行抑制について、埼玉医科大学 学長/慶應義塾大学 名誉教授 竹内 勤 先生にご解説いただいております。

1) van der Heijde DM, et al. J Rheumatol. 22(9): 1792-1796, 1995
2)竹内勤, 金子祐子, 日内会誌 103(9): 2321-2327, 2014

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「関節リウマチ診療ガイドライン2024改訂」の薬物治療アルゴリズムでは、治療開始後3ヵ月で改善がみられなければ治療を見直し、RF(リウマトイド因子) /ACPA(抗シトルリン化ペプチド抗体)陽性や早期からの骨びらんを有する症例は関節破壊が進みやすいため、より積極的な治療を考慮するとしています1)

1)日本リウマチ学会編:日本リウマチ学会 関節リウマチ診療ガイドライン2024改訂, 診断と治療社, 2024, 図1 (p.17)

ondemand_video動画[20分11秒]
演者
埼玉医科大学 学長
慶應義塾大学 名誉教授
竹内 勤 先生

目次

  • 関節リウマチにおける関節破壊【00:20】
  • 時間積分CRPと新たな関節破壊および損傷関節の進行割合との関連(海外データ)【00:45】
  • 関節リウマチ診療ガイドライン2024改訂(日本リウマチ学会)薬物治療アルゴリズム【01:50】
  • EULAR関節リウマチ治療リコメンデーション2022年改訂版に基づくアルゴリズム【02:15】
  • FINCH1試験:試験概要【03:06】
  • FINCH1試験:患者背景【04:43】
  • FINCH1試験:投与12週時のACR20改善率(主要評価項目〔検証的評価項目〕)【04:53】
  • FINCH1試験:ACR20/50/70改善率の推移(副次評価項目)【05:59】
  • FINCH1試験:投与24週時のmTSSのベースラインからの変化量(主要評価項目〔検証的評価項目〕)(追加された評価項目)【06:22】
  • FINCH1試験:投与52週時のmTSSのベースラインからの変化量(副次評価項目)(追加された評価項目)【07:15】
  • FINCH1試験:投与52週時のX線所見で進行がみられない患者の割合(副次評価項目)【07:53】
  • FINCH1試験:全体集団におけるACRコンポーネントのベースラインからの変化量の推移(副次評価項目)【08:24】
  • FINCH1試験:日本人集団におけるACRコンポーネントのベースラインからの変化量の推移(副次評価項目)(サブグループ解析)【09:01】
  • FINCH1試験:全体集団における投与52週時までの安全性【09:20】